王中国外交部長は協議の際に公正かつ永続する平和の必要性に同意した=クレーバ・ウクライナ外相

訪中中のウクライナのクレーバ外相は24日、中国の王毅外交部長は同日の協議の際に、ウクライナに公正かつ永続する平和が必要である点に同意し、またウクライナの主権と領土一体性への尊重も認めたと発言した。

クレーバ外相がインスタグラムにて広州での王外交部長との協議につき報告した

クレーバ氏は、「広範で詳細で率直な」対話が3時間にわたって行われたとし、王氏はウクライナの主権と領土一体性の原則を変わらず尊重していることを認めたと伝えた上で、「それは非常に重要だ。それはいくつかのほのめかしを取り除くものだ」と強調した。

また同氏は、「2つ目。私の中国の同僚は、必要なのは平和の幻想ではなく、公正かつ永続する平和が必要だと明言した。それこそ私たちが望んでいたものだ。つまり、何らかの一時的な解決策は望むべきではないということだ」と伝えた。

そして同氏は、協議の際に中国側に「平和の公式」、「グローバル平和サミット」、そして今後の豊作について報告したと発言した。

その上で同氏は、「私は、歴史の事例、今日の出来事の事例を示しながら、ウクライナがプーチンの恐ろしい軍事攻撃を受けつつも彼の最後通牒には屈しなかったことを説明した。そして、たとえ世界のどこかの誰かが私たちに最後通牒で話そうとしても、ウクライナは決して、1センチたりとも屈さない」と発言した。

さらに同氏は、2つの不可侵の原則として、「ウクライナについていかなる合意もウクライナ抜きでは結ばれないこと」と「ウクライナの主権と領土一体性の完全な尊重」を強調し、「もしこの2つの原則が守られるなら、私たちはどのような対話も行えるし、どのような解決策も模索できる」と発言した。

なお、クレーバ外相は、23〜25日に中国を訪問している。24日には、同氏は、王毅中国外交部長と会談していた