「モンゴルはプーチンを逮捕しないことで戦争犯罪の責任を共有した」=ウクライナ外務省
ウクライナのティーヒー外務報道官は2日、モンゴル政府がロシアの首脳ウラジーミル・プーチン氏がモンゴルを訪問する際に、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に反して、同氏を逮捕しない決定を下したことにコメントした。
ティーヒー外務報道官がソーシャルメディア「X」アカウントにコメントを掲載した。
ティーヒー氏は、「モンゴル政府がICCの強制力ある逮捕状を執行しなかったことは、ICCと国際刑事司法システムへの深刻な打撃である」と指摘した。
さらに同氏は、「モンゴルは、起訴された犯罪人が裁判を逃れることを許し、それによってその人物の戦争犯罪の責任を共有してしまっている。私たちは、パートナーたちと共にウランバートルに結果が生じるように活動していく」と伝えた。
これに先立ち、2日、プーチン氏がモンゴルへの公式訪問を開始した。
ICCは、モンゴルはローマ規程の締約国であり、ICCの要求を履行する義務があることを喚起していた。
2023年3月、ICCは、プーチン氏の逮捕状を発付している。