ゼレンシキー宇大統領、オランダのウィルダース自由党党首をウクライナへ招待

ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、イタリアでオランダのウィルダース自由党党首と会談した際に、同氏をウクライナへ招待した。

ゼレンシキー大統領がウクライナ報道機関へのインタビュー時に発言した。「統一ニュース」が中継した。

ゼレンシキー氏は、自由党は「オランダにおける一般の決定に高い影響力を持っている」と指摘した。

また同氏は、「彼(ウィルダース党首)が会談を要請したのだ。(中略)私たちは彼と話した。ともあれ彼はウクライナを支持しているし、彼はウクライナは自分のためだけでなく、世界の平穏のため、欧州全体のために戦っていると思っている。主要なことを私たちは話し合った。私は知り合えたことを嬉しく思う。私は、彼にはより多くの詳細が必要だと思っている。私は彼をウクライナへ招待した。彼は、ところで、ウクライナのことをとてもよく知っているし、ウクライナに何度も訪れたことがある。対話を続けていくと思う」と発言した。

さらに同氏は、「パートナーのことを突き放すのではなく、ウクライナの周りでより団結させるべきだ」と補足した。

また、同会談につき、ウクライナ大統領府広報室も公表した

発表によれば、会談はイタリアで開催されたフォーラム「アンブロゼッティ」の会場内で行われたという。その際ゼレンシキー大統領は、オランダに対して、防衛支援、財政支援、人道支援といったウクライナへの包括的支援につき謝意を伝えた。また同氏は、ウクライナの防空強化におけるオランダの大きな貢献につき指摘した。

さらにゼレンシキー氏は、ウィルダース氏に対して、ロシアの全面侵略と対峙する中での、ウクライナの治安情勢と挑戦について報告した。

加えて同氏は、公正で永続する平和を回復するためのウクライナの努力について述べた。とりわけ、第1回「平和サミット」の結果に従った和平イニシアティブ「平和の公式」の実現と、第2回「サミット」に向けた準備ついて伝えたという。