パシニャン・アルメニア首相、同国が将来EU加盟方針をとる可能性に言及

アルメニアのパシニャン首相は、現実的な可能性が現れた場合には、アルメニアが欧州連合(EU)への加盟方針をとる可能性は排除しないと発言した。

18日、アルメンプレスが報じた

パシニャン首相は、「私のアルメニアでの発言の後、アルメニアがEU加盟方針を公式に採択するかという問題が政治的議題の不可分の要素となったことは、誰にとっても秘密ではない。しかし、その点では、それが一方的な行動でもなければ、双方的な行動でもないことは理解しておかねばならない。私たちは、その問題の解決の道において国民の間に新しい失望を生み出さないよう、表現には非常に注意すべきである。また、物理的にEUへのアルメニアの加盟を想像しなければならない」と発言した。

また同氏は、ジョージアEU関係も非常に重要であり、トルコEU関係の発展も非常に重要だと指摘した。さらに同氏は、その文脈で非常に重要なことは、アルメニア・トルコ関係がどのように発展していくかだと強調した。

同氏はさらに、アルメニアは民主的な方針を継続することが、同国をEUやその他西側パートナーに近付けるとしつつ、他方で、地域の隣国との関係も同様に重要だと発言した。

その上で同氏は、「しかし、他方では、どのような状況下でも、私たちは、私たちの地域の私たちの民主主義と私たちの地域政策を対立させるべきではない。私たちとEUの将来の関係は透明でなければならない。さらには、私たちのパートナーたちのEUに関する意向なども透明でなければならない。基本的に、とりわけ、その道で生じかねないあり得る脅威をコントロールしながら、EUの完全加盟のおおむね真の可能性を目にした場合は、私たちがその瞬間を見逃さない可能性は、私は排除できない」と発言した。

なお、今年7月23日、欧州委員会は、アルメニアとの間で査証免除に関する対話の開始を発表していた。