「ウクライナが公正で永続する平和を勝ち取るまで、支援を続ける」=バイデン米大統領
米国のバイデン大統領は24日、諸国に対して、ウクライナが国連憲章に基づいた公正かつ永続する平和を勝ち取れるように、ウクライナ支持において疲れないように呼びかけた。
バイデン米大統領が第79回国連総会での演説時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バイデン氏は、「世界は今、別の選択を迫られている。私たちはウクライナがこの戦争に勝利し、自由が保たれるようにする支援継続するのか、それとも、侵略が再開され、国家が破壊されるのを見過ごすのか? 私は自分の答えを知っている。私たちは疲弊してはならない。私たちは目を逸らしてはならない。そして、私たちは、ウクライナが国連憲章に基づいた公正で持続する平和を勝ち取るまで、ウクライナ支援を止めることはない」と強調した。
また同氏は、ロシアがウクライナに侵攻は、国連が防衛する全てのものに対する攻撃であったと述べ、だからこそ米国は、50以上の同盟国・パートナー国と共にウクライナ支援を始め、大規模な支援を提供し出したのだと発言した。
同時に同氏は、「しかし、最も重要なことは、ウクライナの人々が立ち上がったことだ」と強調した。
そして同氏は、プーチンの戦争は自らの主要な目的の達成に失敗したと指摘した。その際同氏は、「彼はウクライナはを破壊しようとしたが、しかしウクライナは自由であり続けている。彼は、NATOを弱体化しようとしたが、しかしNATOは、フィンランドとスウェーデンという2つの新加盟国を迎えて、それまで以上に大きく、強くなり、団結している」と発言した。
その上で同氏は、世界は手を下ろすべきではないと述べた。また同氏は、諸国が現在行っている選択は、今後何十年もの未来を定めるものだと強調した。
写真:Michael M. Santiago/Getty Images