シュミハリ宇首相、離任する松田日本大使に感謝を伝える

ウクライナのシュミハリ首相は、近く離任する松田邦紀駐ウクライナ日本大使と会談したと伝えた。シュミハリ氏は、ウクライナと日本は投資保護協定を署名する準備をしているとし、またJETRO事務所の開所を期待していると発言した。

シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルで報告した

シュミハリ氏は、「ウクライナでの外交活動を終える松田邦紀日本大使と会談した。日本による、ウクライナのための国連決議、核安全保障部分をはじめとするヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領の『平和の公式』への支持と、安全保障協定の署名につき謝意を伝えた」と書き込んだ。

また同氏は、「日本は私たちの国へ投資する準備がある。投資保護協定の署名に向けて準備をしている。JETROのウクライナ事務所の開所を期待している。これら全ての行動は、私たちの企業の間の活発な協力を促進していく」と発言した。

さらに同氏は、「日本は私たちの国に多大かつ評価し得ない支援を提供してくれている。とりわけ人道分野だ。年内にウクライナの地雷除去のための機材全体の3分の1が日本製のものとなる。さらに、日本は医療分野でも著しい支援をしている」と強調した。

加えて同氏は、松田大使に対して、二国間パートナーシップの強化への甚大な貢献につき謝意を伝え、ウクライナ閣僚会議(内閣)の表彰状を授与した。また、同氏は、両国間対話が活発に発展し続けていくことを期待してると伝えた。

写真:シュミハリ首相(テレグラム)

その他同氏は、「私たちは、G7議長国の時をはじめ、揺らがぬ支持につき日本政府に感謝している。別途、私は、ロシア凍結資産を活用した500億ドルのウクライナへの提供に関するG7の決定への支持についても謝意を伝えた」と書き込んだ。