「ウクライナの要求に合致しない和平計画は『降伏』である」=リトアニア外相

リトアニアのランズベルギス外相は14日、ウクライナの要求に合致しない「和平計画」は単なる降伏への呼びかけに過ぎず、公正な平和を確保することは決してないと発言した。

ランズベルギス外相がルクセンブルクでの欧州連合(EU)外務理事会会合の際に発言した。リトアニア外務省広報室が伝えた

ランズベルギス氏は、会合の際に「北欧諸国とバルト諸国は、ウクライナの勝利の最大の支援国である。戦争が始まって以来、私たちはすでにウクライナへと150億ユーロを援助してきた。私たちは、ウクライナの敗北が私たち皆にとっての存亡の危機となることを承知している」と発言した。

また同氏は、「もし私たちが、ゴールがウクライナの完全かつ紛れもない勝利であることに同意しないのであれば、私たちはウクライナを和平ではなく降伏へと追いやることになる」と指摘した。

さらに同氏は、ウクライナの要求に合致しない「和平計画」は、単に降伏への呼びかけであり、公正かつ永続する平和をもたらすことは決していないと強調した。