クリミアにおけるロシアの行動はソ連のバルト諸国占領を喚起させる=ラトビア首相
ラトビアのシリニャ首相は24日、パートナー国がウクライナに政治的・軍事的に決定的な支援を提供したら、ウクライナはロシアの始めた侵略戦争に勝つことができると発言した。
シリニャ首相がリガで開催されている第3回クリミア・プラットフォーム議会サミットの開会式でのスピーチの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
シリニャ氏は、「私たちの基本的目的は、ウクライナで正義と平和を達成することだ。それが実現されるには、私たちはロシアを止めて、同国をウクライナ領から去らせねばならない。私たち、ラトビア人は、国際パートナーがウクライナに決定的な政治・軍事支援を提供したら、ウクライナは勝つことができると思っている」と発言した。
また同氏は、ラトビアはGDPの0.25%の軍事支援を提供することでウクライナの勝利のための貢献をしていると喚起した。
加えて同氏は、「ラトビア人は、モスクワ占領の悪の中を生きることが意味することを覚えている。ロシアが2014年からクリミアやその他のウクライナの地域でしていることは、50年間のソ連のラトビア占領を喚起させるものだ。(中略)ウクライナの戦いは世界中を鼓舞している。だからこそ、私たちはウクライナとウクライナ人に自らを投影して見ているのだ。ウクライナで、私たちは、自分たちの希望、期待、自由への愛を見ている」と発言した。
さらに同氏は、ラトビアは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国として、ウクライナの両機構への加盟への不可逆的な道において同国を支持し続けると明言した。
なお、24日、リガにて第3回クリミア・プラットフォーム議会サミットが開催された。約同イベントには、約50か国の代表団と6つの国際議員総会代表団が参加している。