ゼレンシキー宇大統領とシュミハリ宇首相、日本の融資決定に謝意

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ウクライナのゼレンシキー大統領とシュミハリ首相は29日、G7の財政支援の一環で日本が30億ドル以上の融資を行うと発表し、日本に対して謝意を表明した。

ゼレンシキー大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、メッセージを掲載した

ゼレンシキー氏は、「私たちは日本政府による合計4719億円の対ウクライナ追加財政支援の提供の決定を歓迎する。それらの資金は、ロシアの固定資産から500億ドルをウクライナ支援にあてるという、私たちのG7パートナーたちの共同決定に沿ったものである」と書き込んだ。

さらに同氏は、「この貴重な支援は、私たちが命を救い、国の独立を守り、ロシアの侵略による苦難に耐えているウクライナの人々を支えることに役立つ」と伝えた。

その上で同氏は、日本の不動の支援に深い感謝を表明した。

シュミハリ首相もまた、テレグラム・チャンネルに謝意メッセージを書き込んだ

シュミハリ氏は、これはロシアの凍結資産によって補償される総額500億ドルの支援パッケージの一部となる融資だと説明し、すでに欧州連合(EU)、米国、英国がそのイニシアティブの一環で自らの支援について発表していると喚起した。

その上で同氏は、「日本政府の連帯に感謝している。私たちは、すべてのパートナーにロシアの凍結資産をウクライナのために向かわせるよう呼びかけている。私たちは侵略国に代償を払わせねばならない」と強調した。

これに先立ち、日本の岩屋外相は29日、G7による「ウクライナのための特別収益前倒し融資」の一環で、日本は4719億円の円出棺を供与する予定だと発表していた。これは、ロシアの凍結資産に起因して発生する「特別な収益」を返済原資とするものであり、国民の負担なくウクライナ支援を実現できるものだという。

写真:大統領府

更新(29日16時5分):ゼレンシキー大統領のコメントを追加