ゼレンシキー宇大統領、タシェヴァ・クリミア自治共和国宇大統領代表を解任

ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、タミラ・タシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表を解任した。

関連大統領令第800/2024が大統領府ウェブサイトに掲載された

大統領令には、「本人が提出した申請書に従い、タミラ・タシェヴァをクリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表職から解任する」と書かれている。

これに先立ち、11月、中央選挙管理委員会は、声党会派の比例名簿当選議員のオレフ・マカロウ死が死亡したことに伴い、2019年7月21日の最高会議選挙の結果に従い、比例名簿上のタシェヴァ氏が繰り上げで議員となると発表していた。

同日、タシェヴァ氏本人は、フェイスブック・アカウントで、最高会議野党会派「声党」の議員になることを報告した

タシェヴァ氏は、「近々、私は最高会議の仕事へと移る。あなた方の多く、同僚、友人たちが、私が議会へ移るのかどうかに関心を持っていたことを知っている。隠しはしない。決定は非常に難しかったのだが、しかし、それは下された」と述べ、今後「声党」の将来の同僚たちと多くの仕事をしていくと伝えた。

同時に同氏は、現在政権と野党の分断はあるべきではないとし、国家と勝利のために働く団結したチームがあるべきだと強調した。

そして同氏は、「そのため、議会へ移ることは、私の(編集注:ゼレンシキー)大統領への態度を変えることはないし、私は今後もずっと自らを彼のチームの一部だとみなすし、これまで数年の仕事と、彼個人の立場のおかげで私たちがクリミアのために多くのことを実現できたということにつき、感謝していく」と書き込んだ。

加えて同氏は、クリミア大統領代表部と「クリミア・プラットフォーム」事務所は協力な機関となり、被占領地とその再統合に関わる重要な進展の騎手となっていると指摘した。そして同氏は、自身が去った後も同代表部には強力なチームが残るとし、「全てのことは今後も実現されていく」と伝えた。

なお、タシェヴァ氏は、2022年4月にクリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表に任命されていた。