ウクライナ代表、国連安保理でロシアによる連れ去りウクライナ児童の身分証明書改ざんを説明
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ロシアに連れ去られたウクライナ児童を取り戻すためのイニシアティブ「ブリング・キッズ・バックUA」の責任者を務めるザリウナ宇大統領府長官報道官は4日、国連安保理会合にて、ロシアがどのように連れ去ったウクライナ児童の身分証明書を改ざんしているかを解説した。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ザリウナ氏は、安保理会合にて、当時10歳だったウクライナ児童マルハリータ・プロコペンコ氏のウクライナの身分証明書を示し、この児童はヘルソン州から強制的にロシアのモスクワへと移動させられ、違法に養子縁組をさせられ、名前を変えられ、出生地も改ざんされたと伝えた。児童のモスクワへの移動を組織したのは、ロシアの政治活動家セルゲイ・ミロノフの配偶者、インナ・ヴァラモヴァだという。
ザリウナ氏は、「この2つの証明書を見て欲しい。こちらがウクライナで生まれたウクライナの児童、マルガリータ・プロコペンコ氏の本当の生誕証明書だ。そして、こちらがロシアが彼女に作ったものだ。名前がマリーナ・ミロノヴァに変えられており、あたかも彼女がロシアで生まれたかのように虚偽の記述がなされている。これもまた、ロシア版の人道法である」と発言した。