ドイツ最大野党党首、ウクライナ訪問の予定を発表
ドイツの最大野党の会派「キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)」のトップを務めるメルツCDU党首は、近々ウクライナを訪問する予定だと発表した。
メルツ氏が4日、ベルリンでの安全保障政策関連のイベントの際に発言した。NTVが報じた。
メルツ氏は、訪問とその結果について「欧州のパートナーたちに伝える」と発言した。
またメルツ氏は、ドイツ、フランス、ポーランド、英国の間にコンタクトグループを作り、「戦争終結を目的としたウクライナ支援」の欧州共同の戦略を策定することを呼びかけた。さらに同氏は、それはできるだけ早く策定すべきだとし、「なぜなら私たちの誰も、2025年1月20日(編集注:トランプ米時期政権発足の日)後に実際に何が起きるのかを知らないからだ」と説明した。
そして同氏は、欧州諸国に対して、ウクライナが自衛し、自らの領土一体性を回復できるように、さらなる外交、財政、人道、軍事の支援を提供するよう呼びかけた。
同氏は、「ウクライナは戦争に勝たねばならず、ロシアは負けねばならない」と強調し、核保有国は負けないとの主張を否定した。
同時に同氏は、ドイツが戦争の当事者になるべきではないとも述べ、「その問題は議論されていない。私たちはそれを望んでいないし、そうはしない」と発言した。
メルツ氏は、前回2022年5月にウクライナを訪問している。
ドイツの繰り上げ議会選挙の投票日は来年2月23日。