ウクライナ政権関係者、国際社会が行うべきロシアの行動への返答に言及
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は25日、ロシア首脳のプーチン氏は21世紀における戦争があり、さらにはそれに対して国際社会の効果的な反応がないことを気に入っていると指摘した。
ポドリャク氏がテレビ番組出演時に発言した。
ポドリャク氏は、「プーチンは、大量殺人という事実自体を気に入っており、21世紀における戦争という事実自体を気に入っており、グローバルに効果的な返答がいまだにないことを気に入っているのだ。彼は、精神的に変質した人間であるが、これに対する罰と返答はない」と発言した。
そして同氏は、ロシアを力の立場から平和へと強制的に向かわせられなければ、プーチンは侵略行為を継続するだろうと指摘した。
その際同氏は、「彼はそれを行っていく。ところで、オルバーン氏(編集注:ハンガリー首相)にクリスマス停戦について聞いてみると良いだろう。彼は、ロシアはクリスマスに誰も殺したくないと述べていた。ロシアは正に今日、12月24日から25日にかけての夜に、70弾以上のミサイルを発射したのだ。なぜなら、ロシアはいつもそういう日にそう行動するからだ。そして、その行動にグローバルな返答がない限り、同国は今後もそうしていく」と強調した。
その上で同氏は、ロシアに対して、いくつかの行動を行うべきだとし、「(編集注:1つ目は)軍事的返答だ。ウクライナの軍事能力の著しい増強。それは、現在倉庫にある関連の武器のことでもあるし、ウクライナを含む欧州の国々の軍事生産への投資のことでもある。それが1つ目。2つ目は、経済であり、十分に厳しい返答のことだ。ロシア連邦は孤立させねばならない。例えば、世界市場から収入をあれやこれやの手段で得させてはならず、基本的にロシアがそれらの市場で稼いでいる資金を使わせないよう制限すべきだ。3つ目のグローバルな返答は、外交的孤立だ」と説明した。
その他同氏は、米国のみがロシアを協議プロセスへと向かわせることができるだろうとの見方を示した。