ウクライナ外務省、過去の外交文書をオンラインで閲覧できるeアーカイブ公開 日本も支援
ウクライナ外務省は22日、過去の外交文書をオンラインで公開し、誰でも閲覧できるようにする「外交eアーカイブ」の運用を開始した。同ポータルサイトは、国連開発計画と日本政府の支援を受けて開発されたものだという。
外務省広報室が発表した。
発表にて、シビハ外相は、「強力な外交活動は、強靭かつ強力な国家の不可分の属性である。今日の祝賀(編集注:12月22日は「ウクライナ外交関係職員の日」に定められている)の1つの要素は、バーチャル外交アーカイブの開設である。強力な国、EUとNATOの加盟国、反映した国の強力な外交を有すために、私たちの外交活動は伝統に依拠せねばならない。そして、私たちには100年の伝統がある」と指摘した。
同氏はまた、今回公開されたオンラインポータル「外交eアーカイブ」は、ウクライナの国家形成の事実と外交の歴史を回復する上で重要なものだと述べた。
同ポータルには、ウクライナ人民共和国、ウクライナ国、ウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国、独立ウクライナによって承認された様々な外交文書へのアクセスが可能になっている。発表には、公開された文書は、ウクライナ外交の伝統の継続性、国際関係の発展へのウクライナ外交官の貢献、国際関係におけるウクライナの誠実さ、パートナー国との間のウクライナの外交と人間の繋がりを示していると書かれている。
この「外交eアーカイブ」は、偽情報や歴史情報の操作と対抗する上で重要な役割を果たすだろうと指摘されている。
今回のポータルの開発は、国連開発計画(UNDP)の支援と日本政府の資金拠出により実現されたものだという。
「外交eアーカイブ」へは、以下のリンクからアクセスできる。ウクライナ語と英語で利用可能。