リパフスキー・チェコ外相、フィツォ・スロバキア首相のモスクワ訪問を批判
チェコのリパフスキー外相は22日、チェコがスロバキアとの間の政府間協議停止の決定を喚起し、同日のフィツォ・スロバキア首相のモスクワ訪問と「大量殺人犯」であるプーチン氏との会談が、その決定の正しさを確認していると発言した。
リパフスキー外相がXアカウントにコメントを書き込んだ。
リパフスキー氏は、フィツォ氏のモスクワ訪問とプーチン氏との会談につき、「大量殺人社の前にひれ伏さなくても良いように、ロシアのエネルギー供給から独立できるようにしたのがチェコ政府だった。そして、そのフィアラ政府こそが政府間協議の延期を聞けたのであり、スロバキア政府が行動を起こすたびに、その決定がより先見の明を示している」と書き込んだ。
さらに同氏は、「プーチンのせいで近しい人とクリスマスを過ごせないでいるウクライナ人皆のことを考えている」と指摘した。
また、フィアラ・チェコ首相もまた、チェコのČTK通信に対して、チェコ外政は「ロシアと反対の方向を向くもの」だと指摘した。そして、同氏は、だからこそ過去2年間チェコ政府は「同国(ロシア)からエネルギー面で独立し、より信頼できるパートナーのところ天然ガスを買えるように複数の措置」をとってきたのだと伝えた。
これに先立ち、フィツォ・スロバキア首相は12月22日、モスクワを訪問し、プーチン氏と会談していた。
フィツォ氏は、自身の訪問は、ウクライナが自国領を通じたロシアの天然ガスの欧州への供給継続を拒否していることへの対応だと主張していた。
今年、ウクライナの「ナフトガス・ウクライナ」社とロシアの「ガスプロム」社の間で締結されていたウクライナ領を通じたロシアの天然ガスの通行契約が終了する。
シュミハリ宇首相は、2025年1月1日に終了するウクライナとロシアの間の天然ガス輸送の契約は、継続されないと発言していた。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナはロシア産の天然ガスでなければ、欧州の国々に対して天然ガスを輸送する準備があると発言している。