ウクライナはアゼルバイジャン航空事件の真相解明を支援する=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、ウクライナはアゼルバイジャン航空墜落事件の完全な真相を解明するために必要な支援を全て提供すると発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「私は、アゼルバイジャン航空飛行機事故に関する完全な真相は解明可能であること、ロシアが何も隠蔽できないことを疑っていない。現在、すでに何よりアゼルバイジャンが信頼できるパートナーが関与している。ウクライナは必要な全ての支援を提供する」と強調した。
また同氏は、ウクライナは、現在の状況下でアゼルバイジャンを支え、事件についての嘘をやめさせるべくロシアに圧力をかけるよう呼びかけていると伝え、その嘘は2014年のウクライナ東部ドネツィク州で撃墜されたMH17便の時のようなものだと指摘した。
その他同氏は、アリエフ・アゼルバイジャン大統領と電話会談したことを報告し、その際に航空機をカザフスタン領まで到達させて、29名の命を救った乗員の英雄的行為を称賛したことを伝えた。
同時に同氏は、「しかし、残念ながら多くの人が亡くなっており、その全ての責任が追及されねばならない。航空機を攻撃した者、ロシアにおいて全て、航空機が標的となるとことを看過した者の責任だ」と発言した。
また同氏は、事件についてのウクライナが保有する情報について情報機関の報告を聞いたとし、全ての事実をパートナーたちに提供するよう指示を出したと報告した。
写真:大統領府