トランプ米次期大統領の補佐官達、ロシア・ウクライナ戦争解決には数か月かかると認める=報道

米国のトランプ次期大統領の複数の補佐官は、ロシア・ウクライナ戦争の解決には数か月かかることを認めている。

ロイター通信が報じた

トランプ氏とロシア・ウクライナ戦争について話してきた2名の関係者は、ロイター通信に対して、自身の評価ではロシア・ウクライナ戦争の解決には数か月かかるだろうと発言した。

両名は、トランプ氏による就任初日に和平達成という約束は、「選挙戦の威勢の良い発言、紛争の複雑さと新政権形成のために必要な時間への理解の不足の組み合わせ」だったと指摘した。

記事には、昨年11月5日に大統領選挙で勝利するまで、トランプ氏は自身が大統領に就任した初日にウクライナとロシアの間の和平合意が締結されると何十回も発言したことが喚起されている。

しかし、ロイターは、トランプ氏は10月末にはわずかに表現を変えて、「非常に迅速に」戦争を解決することができると話し始めたと指摘している。

さらに、選挙が終わると、トランプ氏は、さらに表現を後退させ、単に紛争を「解決させる」と述べるだけで、時期は提示しなくなったという。トランプ氏はまた、12月には、ロシア・ウクライナ戦争の終結はガザの紛争の停止に至るよりも困難だと発言していた。

記事には、「今のところ、トランプ・チームの戦争終結へ向けた試みは、どれだけ選挙公約が複雑な外交交渉の現実に衝突しかねないかを明らかにしながら、手探りで進められている」と書かれている。

写真:ゲッティ