平和はウクライナの人々と協議されるべきで、欧州の人々はプロセスに参加すべき=独最大野党党首

ドイツの最大野党会派「キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)」のトップを務めるメルツCDU党首は18日、ウクライナにおける平和について決定が下せるのは誰よりもまずウクライナ人自身であるとしつつ、欧州の人々もまたそのプロセスに加わるべきだと発言した。

メルツCDU党首がベルリンでの欧州議会内欧州人民党代表者会議の後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

メルツ氏は、ウクライナの状況は「極めて危機的」だとし、今重要なことはできるだけ早く平和を達成することであり、目的は武器を沈黙させ、平和が永続的なものとなるようにすることだと発言した。

同時に同氏は、「誰であろうとウクライナ人の頭越しに平和を達成させることはできない」とし、平和はウクライナの人々と政府と共に協議されるべきだと強調した。

そして同氏は、「大切なことは、欧州の人々がプロセスに加わり続けること」だとし、また今後のあらゆる問題は、時が来た時に解決されるべきだとも補足した。

その他同氏は、クリスマス前にキーウを訪問したことを喚起し、来週ダボスでゼレンシキー大統領と会談する予定だと伝えた。

さらに同氏は、ベルリンでの会合でウクライナ問題を詳細に協議したことを認めつつ、その議論で何らかの決定を採択することは想定されていなかったと述べた。