平和を近付けるべく欧州と米国の人々との協議の準備を進めている=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、今週は12日からラムシュタイン会合、キーウでの会談、ミュンヘン安全保障会議と、パートナー国との協議が続くと報告した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「パートナー、欧州や米国の人々との協議の準備をすでに実質面で進めている。それは水曜からすでに始まる。『ラムシュタイン』(編集注:ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合)であり、キーウでの会談であり、それからミュンヘン安全保障会議だ」と伝えた。

また同氏は、真の平和と効果的な安全の保証を近付けるためにパートナーたちと一緒に作業することが重要だとし、「人々の安全、私たちの国家の安全、経済関係の安全、それから絶対に、私たちのリソース面の強靭性の安全(の保証)だ。そして、それはウクライナだけのことでなく、自由世界全体のことだ」と発言した。

さらに同氏は、「それら全てが今決められているのであり、それら全てがウクライナと私たちのパートナーによって決められている。平和は、常に共通のことである」と強調した。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、今週、ミュンヘン安全保障会議の前に、トランプ政権代表者がウクライナを訪れると発言していた

今年のミュンヘン安全保障会議は、ドイツ・ミュンヘンにて2月14日から16日にかけて開催される。

また、次期ラムシュタイン会合は、2月12日に北大西洋条約機構(NATO)本部で開催される。同会合は、今回は英国が議長を務める。