トランプ米大統領、プーチン露大統領との電話会談実施 「戦争終結交渉の開始を決めた」
米国のトランプ大統領は12日、ロシアの首脳プーチン氏と電話会談を行い、ウクライナ問題などについて協議を行った。
トランプ大統領がトゥルースソーシャルで報告した。
トランプ氏は、「私は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、長時間にわたる非常に生産的な電話会談を行った。私たちは、ウクライナ、中東、エネルギー、人工知能、ドルの影響力、その他様々なテーマについて議論した。また、両国の偉大な歴史、そして第二次世界大戦で共に戦い成功を収めた事実についても振り返った。ロシアは数千万人の命を失い、私たちも同様に多くの犠牲を出したことを忘れてはならない」と書き込んだ。
また同氏は、「ロシア・ウクライナ戦争における多くの死者」を食い止めたいという点で意見が一致したと主張した。
さらに同氏は、「プーチン大統領は、私の強力な選挙スローガン『コモンセンス』すら引用した。私たちはこれを強く信じている。また、両国を訪問し合うことを含め、非常に緊密に作業することで合意した」と書き込んだ。
加えて同氏は、即座に交渉を開始することで一致したと指摘した。
同氏は、「まずウクライナのゼレンシキー大統領に電話し、今回の会談について伝えることを決めた。私は今からそれを実行する」と書き込んだ(編集注:同日、すでに同電話会談は行われている)。
そして同氏は、交渉を主導するために、ルビオ国務長官、ラトクリフCIA長官、ウォルツ国家安全保障顧問、ウィトコフ中東問題担当特使に指示を出したと伝えた。
同氏はさらに、「数百万人が戦争で亡くなったこの戦争は、私が大統領であれば起こらなかったはずだ。しかし、実際に起きてしまった以上、終わらせなければならない。これ以上、命が失われるべきではない!」と主張した。
最後に、同氏は、「今回の電話会談に時間と労力を割いてくれた」プーチン氏に感謝するとし、また前日、米国民のマーク・フォーゲル氏を釈放してくれたことにも感謝すると伝えた。
その他、ナトストヤシャヤ・ヴレーミャは、ペスコフ露大統領報道官が、同電話会談は約2時間続いたとし、プーチン氏はトランプ氏をモスクワへ招待したと伝えた。
写真:ゲッティ