ゼレンシキー宇大統領、スホーフ蘭首相と「F16」供与等につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、オランダのスホーフ首相と電話会談を行い、オランダからのウクライナへの戦闘機「F16」のさらなる供給などにつき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、両者は「公正な戦争の終結と欧州における団結の強化」についての重要なやりとりを行ったと伝えた。

また同氏は、「オランダは、『ウクライナ抜きでウクライナについては何も、欧州抜きで欧州については何も(編集注:協議も決定もしない)』という立場を私たちと共有している。ウクライナと私たちの欧州全体のための安全の保証としての私たちの軍事力の強化の必要性に関する理解が私たちをまとめている」と書き込んだ。

さらに同氏は、オランダに対してこれまで提供された支援や、ウクライナへの支援を継続、拡大する準備につき謝意を伝えた。

そして同氏は、「今年の『F16』のさらなる提供を期待している。ウクライナの空は守られ、安全でなければならない」と強調した。

スホーフ蘭首相もまた、Xアカウントにて、同電話会談につき報告し、その際ウクライナはどのような交渉にも最大限強力な立場で出るべきだと強調した

そして同氏は、「私は、ゼレンシキー大統領に対して、ウクライナは今後も私たちの軍事的、財政的、政治的支援に期待して良いと改めて明言した。私たちは、欧州の制裁によって、ロシアへの圧力を続けている。交渉でのウクライナと欧州抜きでの停戦は、オプションにならない。ウクライナと欧州の未来のために、ロシアはこの戦争の勝者となってはならない」と書き込んだ。

写真:オランダ国防省