「私たちは2週間前より和平に近付いている」=ルビオ米国務長官

米国のルビオ国務長官は17日、ロシア・ウクライナ戦争の終結に関する交渉プロセスは双方を和平に近付けたと主張しつつ、しかし和平合意に達するにはまだ多くの努力が必要だと発言した。

ルビオ国務長官がフォックスニュースラジオへのインタビュー時に発言した。国務省がインタビューの書き起こし版を公開した

ルビオ氏は、「私たちが見てきたのは、私たちが和平に近付いているということだと思う。私たちは和平に近くはない。作業すべきことは多いと思うが、しかし、2週間前や6か月前よりは近付いているということだ。この戦争は3年続いており、大統領はその終結を望んでいる。この戦争を終わらせる必要があることは誰もが認めることだと思うし、問題は、どのようにして、再開することのない手段でそれを終わらせるかである。よって、計画は基本的には、相互に撃ち合うのを止めさせ、座り込ませ、この戦争を永久に終わらせる方法について交渉させる、というものだった。それが大統領の目標だ」と発言した。

そして同氏は、サウジアラビアにてウクライナ側から「良いコミットメント」を得たと述べ、「彼らは攻撃を止め、全てを現状のまま凍結することに同意した。そして、私たちは、それをどのように永遠に終わらせるかについて話すことができる」と指摘した。

同氏はその際、ロシアからも類似のものを得なければならないと発言した。そして同氏は、ウィトコフ米中東担当特使が先週ロシアのプーチン氏と生産的な会談を行ったと指摘した。

同氏はその際、「それは時間の無駄ではなかったし、一定の情報を持って帰ってきた。しかし、私たちは、明日(編集注:3月18日)(トランプ)大統領がプーチン氏と話した後でより多くのことを知るだろう。そして、私たちはより良い場所にいることを期待している」と発言した。

これに先立ち、トランプ米大統領は、18日にロシアの独裁者プーチン氏と話をする予定だと発表していた

写真:大統領府