母なるコンスタンティノープルの教会がウクライナの信者を抱き入れた:ヴァルソロメオス全地総主教発言
母なる教会であるコンスタンティノープルの教会は、自らの意思とは無関係に教会法から外れてしまっていた何百万のウクライナの信者を、抱き入れた。
5日、イスタンブルにて、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教が、ウクライナ正教会への独立付与に関するトモス(交付文書)署名式の後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
「現在、神の善意にて、私たちは、あなた達の地の何百万の信者を、教会の一体性の中に回復します。彼らは、自らの意思や理由とは無関係に、教会法と団結の外に置かれていました。しかし、コンスタンティノープルの教会は、他者としてではなく、その昔彼らのキリスト教の受容を助けた母親として、彼らを呼び、彼らを抱き入れたのです」と発言した。
ヴァルソロメオス総主教は、コンスタンティノープルは、ウクライナ人がトモスに対して敬意を示すこと、ウクライナの教会が全正教会世界の団結と協働に加わることを心から祈っていると述べた。
これまでの報道では、1月5日、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教がウクライナ正教会の独立に関するトモスに署名。6日は、聖ゲオルギオス大聖堂にて、トモスの授与式とヴァルソロメオス全地総主教とエピファニー・ウクライナ正教会首座主教による聖体礼儀が行われる。