イェウヘン・マルチューク元首相が死亡

ウクライナの政治家、元首相、軍将校であるイェウヘン・マルチューク氏が死亡した。享年81歳。

5日、配偶者のラリサ・イウシナ氏がフェイスブック・アカウントにて報告した

イウシナ氏は、「暗黒の日だ…。イェウヘン・マルチュークが亡くなった…。心臓が止まった」と書き込んだ。

マルチューク氏は、1941年1月28日生まれ、キロヴォフラード州ハイヴォロンシキー地区ドリニウカ村出身。

1991年から1994年にかけて、ウクライナ保安庁(SBU)初代長官を、1995年から1996年には首相を務めている。1999年11月からは、国家安全保障国防会議初期となった。2003年6月から2004年9月にかけては国防相も務めている。

2014年以降のロシア・ウクライナ武力紛争では、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)に参加していた。2015年5月からは、TCG治安問題作業部会のウクライナ代表として、2018年11月から2019年5月にかけて、TCGウクライナ代表を務めていた。