ウクライナ軍、キーウ近郊でロシア航空機を撃墜 残骸で民間人居住区に被害 負傷者3名
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ウクルインフォルム
25日未明、キーウ近郊にてウクライナ軍がロシア軍の航空機を撃墜。同機残骸がキーウ市内の民間人居住区に落下し、集団住宅地が破損、火災発生、民間人3名が負傷した。
活動家のアンドリー・スモーリー氏は、テレグラム・チャンネルにて、「最新情報では、敵の航空機はウクライナの防空ミサイルシステムで撃墜され、ダニニツャ地区のコシツャ通り7aの近くの建物の近くに落ちたとのこと」と報告した。
また、ヘラシチェンコ内務相補佐官は、撃墜されたロシア航空機の落下近くの集合住宅の様子をテレグラム・チャンネルにて伝えた。
クリチコ・キーウ市長は、今回の露機撃墜にて、住民3名が負傷した他、建物の崩落の危険が生じていると伝えた。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する攻撃を行い、戦争を開始した。
ゼレンシキー大統領は、ドネツィク州ではウクライナ軍は素晴らしい活躍をしたが、ハルキウ方面と南部方面では困難な戦闘が行われていると報告した。また、ゼレンシキー氏は、「誰も、ウクライナ人に国の自由と独立を明け渡すことを説得したり強制したりすることはできない」と強調した。
ウクライナ外務省は、プーチン露大統領の侵略を止めることができるのは、団結した断固とした行動だけだとし、国際社会に速やかに新たな制裁パッケージを発動するよう呼びかけた。
ウクライナ保健省は24日、同日朝にロシアがウクライナに対して開始した更なる侵攻により、ウクライナ国民57名が死亡、169名が負傷したと伝えた。