「ヘルソン市は常に頑強なウクライナの町」=ヘルソン市長
コリハイェウ市長がフェイスブック・アカウントにて報告した。
コリハイェウ氏は、「ヘルソンは、過去も未来もウクライナの町である。なぜなら、そこにはウクライナ人が住んでいるからだ。ずっと。私の故郷よ、あなたはこれからもずっと頑強なウクライナの町であり続ける! 私たちの英雄に栄光を! ウクライナのヘルソンに栄光を! こんにちは、私たちの英雄の町!」と書き込んだ。
同氏はまた、第二次世界大戦にて亡くなった兵士の追悼碑「永遠の炎」へと献花する様子の写真を掲載した。
その他、同氏は前日、フェイスブック・アカウントにて、ヘルソン州議会議員は同州領域におけるいわゆる「人民共和国」の創設の試みを認めないと書き込んでいる。
同氏は、現在、2022年3月13日にヘルソン市にていわゆる「人民共和国」の創設を問う偽「住民投票」が「実施」されるとの情報が出回っているが、そのようなシナリオは実現されないと発言した。
同氏は、「第8ヘルソン州議会議員は、ヘルソン州は主権ある一体のウクライナの一部であると明言した。同州住民も、州議会議員もいかなるその他のシナリオも認めない」と強調した。
さらに同氏は、「ヘルソン州は、屈しておらず、侵略者と対立している。私たちの心は、占領者から身を守るウクライナ全体ともに鼓動を打っている。ヘルソンはウクライナだ! 私たちはウクライナだ! ウクライナは主権国家であり単一である。東から西まで、南から北まで。それ以外の全ては、挑発であり、敵の不愉快なほのめかしである」と伝えた。
同時にソーシャルメディア上には、ロシア占領者が支配するあり得る偽「住民投票」のシナリオと、ロシア軍が、コリハイェウ市長に代えて、いわゆる「人民市長」に任命したがっているキリロ・ストレモウソウ親露議員に関する情報があらわれている。すでに、いわゆる「人民政権」から市民に対して、許可のない集会に対する制裁と制限について書かれた呼びかけ文書が出回っている。
12日、ロシアにより占領下にあるウクライナ南部ヘルソン州の州議会は、ロシア側によるいわゆる「ヘルソン人民共和国」創設の試みに対抗するために、臨時会合を開催し、「ヘルソン州はウクライナである」とする呼びかけ決定を採択した。
ウクライナのクレーバ外相は、ロシアの試みにつき、「2014年のプレーブックにしたがって、ロシアは今、ヘルソンにて、偽『人民共和国』のためのいかさま『住民投票』を必死になって組織しようとしている。人々の間の支持はゼロであるため、それは完全なフィクションである。もし彼らがそれを押し進めるなら、ロシアに対する深刻な制裁が科されるだろう。ヘルソンは、今も未来も常にウクライナである」と書き込んだ。
なお、2月24日から続く、ロシアの対ウクライナ侵略により現在被占領下にある南部ヘルソン州では、連日ロシア占領反対集会が開催されている(3月5日、6日、7日)。