3月26日8時時点の各地戦況
ウクライナ各州行政府からの26日8時時点の各地情勢の情報をまとめた報告に書かれている。
スーミ州(北部):夜間ロシア軍部隊の多くがロシア領へ退却。スーミ市近郊への敵の火砲砲撃あり。被害確認中。
キーウ(キエフ)州:夜間州全体に空襲警報あり。ブチャ地区では、ロシア軍が多連装ロケットシステム「グラート」とミサイルでビロホロド、スヴャトペトリウシケを攻撃。マカリウ、イルピン、ホストメリでの戦闘継続。敵の破壊諜報グループの活動が活発化。敵は、人員交代を行おうとしている。スラヴティチは孤立。ブロヴァリ地区は夜間平穏だった。
チェルニヒウ州:チェルニヒウ防衛戦継続。市の状況に変化なし。
ジトーミル州・キロヴォフラード州:夜間に空襲警報。
ドニプロペトロウシク州:朝から空襲警報。概して平穏。
ハルキウ州:敵は夜間にハルキウ市を砲撃。犠牲者数は救助隊が確認中。イジューム方面で活発な戦闘が継続。
ザポリッジャ州:ロシア軍はザポリッジャ市方面へと襲撃を行おうとしており、領土防衛部隊、ウクライナ軍部隊への砲撃の試みを止めていないが、成功していない。ロシア軍側は多くの負傷者を出している。
ヴォリーニ州・ヴィンニツャ州・ザカルパッチャ州・フメリニツィキー州、リヴィウ州、リウネ州、テルノーピリ、イヴァノ=フランキウシク:平穏。
チェルカーシ州:チェルカーシは、夜間空襲警報。
ポルタヴァ州:夜間は相対的に平穏。昨日と今朝、空襲警報あり。
チェルニウツィー州:チェルニウツィーでは、夕刻空襲警報。深夜は平穏だった。
ルハンシク州:全ての町がウクライナのコントロール下だが、常に砲撃を受けている。ルビージュネとポパースナは市街戦。
ドネツィク州:侵略者はマルインカに集中的な砲撃実施。30以上の民間の建物が破壊された。3名負傷、児童1名死亡。アウジーウカへの砲撃継続。破壊多い。2名負傷(内1名児童)。アウジーウカ産業地区に対し、敵は白リン弾使用(編集注:ママ)。朝時点の情報では、被害者なし。マリウポリの包囲続く。侵略者は町全体ではなく、個別の区画のみコントロールしている。
ミコライウ州:州全体で空襲。他方、夜間は相対的に平穏だった。
ヘルソン州:ミコライウ州近くとドニプロペトロウシク州近くの地区で大きな爆発が続く。
オデーサ州:オデーサは夜間1度空襲警報あり。
ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。