過去1週間で避難させられた市民は3万7606人=ゼレンシキー・ウクライナ大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、過去1週間で政権は包囲されている町々から3万7606人を避難させることができたと報告した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「1週間で私たちは封鎖された町(編集注:軍事的に包囲されている町だけでなく、戦闘が激しく、双方合意の停戦がなければ市民による脱出が困難な町を含むと見られる)から18本の人道回廊を組織することができ、3万7606人を避難させることができた」と発言した。
同氏はまた、とりわけロシア軍が包囲している東部マリウポリ市から政府管理下のザポリッジャ市までは2万6377人が避難したと伝えた。
同氏は、「同市(マリウポリ)の状況は、完全に悲劇的だ。ロシア軍は、同市に人道支援物資を一切送らせていない。私たちの英雄的マリウポリやその他のウクライナの町の平和な住民に対する、占領者の不愉快な冷笑的態度について、私は他国の人々に詳細に伝えていく」と発言した。
なお、ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は25日、同日7000人強のマリウポリ市民を避難させることができたと報告していた。
ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。