赤十字、ロシアによるマリウポリ人道回廊開設意向をウクライナに伝達=宇副首相
ウクルインフォルム
ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は31日、国際赤十字委員会(ICRC)から、ロシアに南部ベルジャンシク(占領下)を通じた東部マリウポリへの人道回廊を開設する準備があることを確認したと発表した。
ヴェレシチューク副首相が昼の記者会見時に発言した。大統領府広報室が公表した。
ヴェレシチューク氏は、マリウポリの人道回廊の他、南部ザポリッジャ州のメリトポリとエネルホダルからの人道回廊についてもロシア側と合意したと伝えた。
同氏は、マリウポリへは同日、住民避難のために45台のバスを合意したルートに従って出発させたと伝えた。
同氏は、「今日バスがマリウポリに入り、市からまだ出られないでいる人々を連れ出させるよう、あらゆる可能なことを行っていく」と強調した。
なお、30日、ティモシェンコ宇大統領府副長官は、同日1530人の住民がザポリッジャへと自家用車で避難しており、その内812人がマリウポリ市民だったと伝えていた。