ウクライナ、化学兵器攻撃の際に使用する解毒剤22万個受け取る
ウクルインフォルム
米国の人道支援団体「ダイレクト・リリーフ」は、化学兵器による攻撃を受けた人々を救うために用いられる薬品一式をウクライナへ送ったと発表した。
同団体がウェブサイトにて発表した。
発表には、「ダイレクト・リリーフは、ウクライナに、化学攻撃の際に使用される薬品を発送した。それはサリンのような化学兵器の効果を緩和することのできる22万個のアトロピンである」と書かれている。
また、この薬品は以前シリア国民に対して化学兵器が使用された際に、同国の医療関係者の間で広まっていたものだと指摘されている。
これに先立ち、ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、現在ある情報によれば、ロシア軍はウクライナ軍やウクライナの町に対して化学攻撃の準備を行った可能性があるため、医療関係者はそのような状況への対応法を学ぶ訓練を受けたと発言していた。