ロシアとの全面的戦争50日 「私たちの抵抗は世界を驚かせた」=ウクライナ国防次官
ウクルインフォルム
ウクライナのマリャル国防次官は14日、ロシアの全面的侵攻の50日間で失ったものもあるが、しかし、ウクライナ国民は以前より自らの力に確信を抱くようになったと発言した。
マリャル国防次官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
マリャル氏は、「50日間。多分、この50日で、あなた方の多くに大量の考えが浮かび、それによりあなたを内側から根本的に変えてしまっただろう」と発言した。
同氏は、「戦争は私たち一人一人を永遠に変えた。一人一人を別々に変え、また私たち皆を一緒に変えた」と書き込んだ。そして、続けて「戦争について、私たちは今、互いに目で語っている。なぜなら、言葉がなくても全てわかるからだ。私たちは、より敏感になり、同時により鈍感にもなった。私たちは、数日間でより賢明になったのだ」と指摘した。
同時に同氏は、集団的意識における最も重要な変化は、被害者意識やウクライナの人々が伝統的に抱えていた「悲しみ」や「運命への服従」の感覚がなくなったことだと強調した。
同氏は、「困難な挑戦や失ったものはある。しかし、私たちは皆、ともに強くなり、自らの力により多くの確信を抱くようになり、誰も歴史の車輪の下に屈することなく、挫けることもない。私たちは、自らの抵抗で世界を驚かせたのであり、私たちは皆、自信を持って、楽観的に私たちの共通のウクライナの未来を目にしている。このようなネイションに勝つことなど不可能である」と強調した。
なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。4月14日は、侵略開始から50日目を迎えている。
ロシア連邦国防省は14日、ロシア黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」の沈没を公表した。