ロシア軍、オデーサ市をミサイルで攻撃 市民に死傷者あり
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ウクルインフォルム
2日、ロシア軍はウクライナ南部オデーサの寮や宗教施設をミサイルで攻撃、市民に死傷者が出た。
オデーサ市議会が、ウクライナ軍の南部各戦線の指揮を統括する作戦司令部「ピウデン(南)」の発表を参照して、テレグラムチャンネルにて発表した。
発表には、「オデーサ州に対してまたもやミサイル攻撃があった。オデーサの市のインフラ、とりわけ宗教施設の一つが損壊した」と書かれている。
また、オデーサ州軍行政府は、フェイスブック・アカウントにて、オデーサ市へのミサイル攻撃の結果、死傷者が出たことを伝えた。
フメニューク・ピウデン統一調整広報室長は、テレグラム・チャンネルにて、「オデーサ市にミサイルを使った攻撃と、私たちの地域にとっては新しい無人機の攻撃があった。その無人機は情報を集めるだけでなく、攻撃手段も有している」と伝えた。
同氏は、ウクライナは防空システムで無人機を攻撃し、同機は海に落ちたと指摘した。
ウクライナ国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、オデーサへのロシア軍のミサイル攻撃で生じた火災の消火の様子を動画で公開した。同庁は、「またも死者だ。またも子供が亡くなった。あとどれだけのウクライナの子供を殺せば、彼らは自らの血でむせこむようになるのだろうか。火災と建物の破壊。これが『ロシアの世界』の結果だ」と伝えた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日夜、動画メッセージにて、オデーサへのミサイル攻撃で14歳の子供が死亡、17歳の子供が負傷したと述べ、「これは一体何なのだ。何のためだ。何をもってこの子供たちがロシアを脅かしたというのだ。寮が脅かしたとでも? 彼ら(ロシア)はこのような戦いをしている」と怒りを示した。
またゼレンシキー氏は、2月24日以降、ロシア軍により220人の子供が殺されたことを報告した。