ウクライナ、32名の生存軍人の帰還と63名の軍人遺体の返還を報告

ウクライナ、32名の生存軍人の帰還と63名の軍人遺体の返還を報告

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ウクライナのイェルマーク大統領府長官は11日、ロシアとの間で被拘束者との交換が行われ、32名の生存する軍人の帰還とイスラエル国籍のドミトロー・フィアルカ氏の遺体の返還を報告した。

イェルマーク長官がフェイスブック・アカウントにて報告した

イェルマーク氏は、「私たちの人々が帰還した。今日、さらなる被拘束者交換が行われた。32名の戦士たちを解放し、1名のイスラエル国籍のドミトロー・フィアルカ氏の遺体を取り戻すことができた。解放された者の中には、ウクライナ軍の将校や曹長や兵士たちがいる。皆が激しい戦闘のあった場所にいた者たちだ。彼らの多くが行方不明だと思われていた」と書き込んだ。

同氏はまた、彼ら一人一人にストーリーがあるとし、例えば遺体の返還されたドミトロー・フィアルカ氏は、過去2年間ウクライナで暮らし、リヴィウの児童サッカークラブ「ディナモ」のコーチをしていた人物だと伝えた。同氏は、「彼(フィアルカ氏)は、ウクライナのために戦った。ここで彼は自らの愛する女性を見つけ、彼女と子供を産んだのだ。前線には彼は志願兵として赴いた」と書き込んだ。

同氏はさらに、兄弟で戦闘に参加した人物のことを紹介した。「兄が弟の目の前で死に、弟はその日拘束されることになった。兄には、配偶者と2人の娘がいた。言葉にならない痛みと悲しみだろう」と伝えた。

また同氏は、現在解放された者たちには健康診断が行われると伝えた。

そして、同氏は、「私たちは、人々を取り戻している。全員取り戻す。私たちは、一人一人のウクライナ人のために戦っていく。なぜなら、私たちの人々は、私たちの最も価値ある宝だからだ。そして、私たちは勝利する。そこには一切の疑いはない」と強調した。

その他11日、ウクライナの一時的被占領地再統合省は、テレグラム・チャンネルにて、同日、ウクライナは62名の軍人の遺体を取り戻したと発表した

発表には、「今日ウクライナは、英雄たちの遺体を取り戻した。協議は極めて困難だったが、しかしオレフ・コテンコ行方不明問題全権のチーム全体の甚大な作業のおかげで、私たちの戦士たちを取り戻すことができた。多くの苦しみを味わったオレニウカの戦士たちもである」と書かれている。

さらに、コテンコ氏は、正に地獄と呼べる場所でウクライナを守っていた人たちの遺体を取り戻すことができたと強調した。


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