ロシア軍、ウクライナ9州への攻撃を継続

ロシア軍、ウクライナ9州への攻撃を継続

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ウクライナへの侵略戦争を継続するロシア軍は、11日、同国南部ヘルソン州へと90回攻撃を行い、住民1名を殺害、5名を負傷させた。

ヤヌシェヴィチ・ヘルソン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した

その内、ヘルソン市への攻撃は27回で、市内の住宅街が攻撃され、産科病院、民家、集合住宅に着弾したという。

同氏は、同日の攻撃で民間人1名が死亡、5名が負傷したと書き込んだ。

また、同氏は、同日のヘルソン市中心部の爆風で、ヘルソン国立大学の建物が損傷したとして、写真を公開した。

ティモシェンコ宇大統領府副長官は11日、テレグラム・チャンネルで、ロシア軍のヘルソン市への砲撃につき報告した

ティモシェンコ氏は、「またも卑怯な砲撃だ。母と赤ちゃんのいる産院が損傷。施設の従業員1名が重傷を負った。火災は鎮火されている」と報告した。

東部ハルキウ州検察は12日、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の同州クプヤンシク地区の砲撃により民間人2名が負傷したと発表した

発表には、「捜査班の発表では、1月12日9時ごろ、占領軍がドヴォリチュナ町を攻撃。68歳の男性が負傷。同日、13時30分頃、ロシア軍はクプヤンシク市の住宅街を迫撃砲で砲撃。ロシア武力侵略の結果、76歳の男性が負傷」と報告されている。

また、ハルキウ軍駐屯地のメリニク代表は、テレグラム・チャンネルにて、クプヤンシク市在住の年金生活者の男性が爆発で重傷を負ったと伝えた。

その他、12日9時時点の各地軍行政府の情報をまとめた報告書の概要以下のとおり。

チェルニヒウ州(北部):ロシア軍は過去24時間、ノウホロド=シヴェルシク地区を迫撃砲と多連装ロケットシステムで砲撃。犠牲者・破壊なし。

スーミ州(北部):11日日中、ロシア軍は、シャリヒネ共同体とエスマン共同体を砲撃。シャリヒネ共同体では、敵は榴弾砲にて4回攻撃4回。エスマン共同体では迫撃砲で3回攻撃。犠牲者・破壊なし。

ザポリッジャ州(南部):ロシア軍は過去24時間、ザポリッジャ、ビロヒルヤ、オリヒウシケ、フリャイピリシケ、フリャイポレ、ノヴォヤコウリウカ、チャリウネ、プレオブラジェンカ、マラ・トクマチュカ、カムヤンシケ、ステポヴェ、オリヒウ、ザリズニチュネ、ノヴォアンドリーウカ、ドロジュニャンカ、マリニウカ、ノヴォダニリウカ、ルキヤニウシケ、マリ・シチェルバキの民間インフラを砲撃。住宅やインフラ施設の破壊に関して25件の通報あり。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は、ニコポリ地区を砲撃。12日未明、重火器でマルハネツ共同体を砲撃。犠牲者なし。民家と経済施設数件が損傷。

ハルキウ州(東部):スロボダ方面では、フルイウ・コザチョク、ストリレチャ、スタリツャ、オリルツェヴェ、ヴォウチャンシク、ヴィリチャ、ノヴォムリンシクへ迫撃砲・榴弾砲の砲撃があった。クプヤンシク地区では、敵はドヴォリチュナ、ザパドネ、クプヤンシク、キスリウカ、タバイウカ、クロフマリネ、ベレストヴェ、ヴィシュネヴェ、イヴァニウカ、ペルショトラウネヴェを砲撃。企業、商業パビリオン、経済施設、送ガス管、柵が損傷。クプヤンシクとヴォウチャンシクで7件の住宅が損傷。

ルハンシク州(東部):ウクライナ防衛戦力は、ステリマヒウカとクレミンナの近郊でロシア軍を撃退。クプヤンシク方面では、敵は、ステリマヒウカを砲撃。リマン方面では、マキーウカ、プロシチャンカ、ネウシケ、チェルヴォノポピウカ、クレミンナ、クジミネ、ジブロヴァを砲撃。

ドネツィク州(東部):12日未明、敵は、リマンにミサイル攻撃を実施、民家3件が破壊された。オチャレティネ共同体では、朝、戦闘が前線全盛期で活発化。ヴェセレとクラスノホリウカで砲撃が継続。未明、アウジーウカの旧市街に単発の砲撃あり。同市防衛ライン沿いへの砲撃継続。朝、クラスノホリウカ、ヴェセレ、ヴォージャネ、ペルヴォマイシク方面への襲撃が活発化。11日日中、敵はチャシウ・ヤルとコスチャンティニウカへのミサイル攻撃実施。集合住宅と民家、道路が損傷。過去24時間、クラヒウカとクラホヴェへの砲撃あり。クラヒウカでは、2階建て集合住宅への着弾と、民家、経済施設の損傷あり。クラホヴェでは、市議会庁舎への直撃あり、3軒集合住宅が損傷。

ミコライウ州(南部):11日日中、オチャキウ共同体方面への砲撃確認。過去24時間、敵は、クツルブ共同体方面を攻撃。犠牲者なし。


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