ロシア軍、ウクライナ南部の教会をミサイルで破壊=各地被害

ロシア軍、ウクライナ南部の教会をミサイルで破壊=各地被害

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ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、16日未明2時30分頃、同国南部ザポリッジャ州クシュフム共同体をS-300のミサイルで攻撃し、1906年建造の教会、中央図書館、礼拝所を破壊した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

カラペチャン共同体首長は、「ロシア人は未明、クミシュヴァハをS-300のミサイルで攻撃した。その1弾が教会に着弾した。それはウクライナ正教会の聖大天使ミハイル教会、私たちクミシュヴァハ町の中央寺院だ。神と私たちの聖職者の良識により、その時寺院で典礼は行われておらず、パスカの成聖も行われていなかった。通常ならここにはたくさんの人がいるのだ(編集注:16日は復活祭であり、例年なら未明から典礼が行われている)」と発言した。

写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

さらに、町では、中央図書館やその他宗教施設が損傷したという。同寺院のヴォロディーミル神父は、同日の最初の復活祭典礼は朝5時に行われるはずだったと伝えた。同氏は、「ミサイル攻撃の脅威から、夜間の典礼は行わないようにとの指示があった。私たちは、朝5時に典礼を行い、パスカを成聖する予定だった。2時30分頃に爆発が聞こえた。全ての典礼は延期し、瓦礫の除去を行っている」と発言した。

神父は、この寺院は1906年に建造されたものだと伝えた。

同自治体への攻撃により、暫定情報で1名が負傷し、病院に搬送されたという。

また北部スーミ州では、15日夜にロシア軍の空爆が行われ、神経精神科病院の寄宿舎が攻撃され、住民100名以上が避難したと伝えた。国家非常事態庁スーミ州局がテレグラム・チャンネルで伝えた

攻撃があったのは、同州ショストカ地区で特に同寄宿舎が激しく損傷したという。瓦礫の下からは住民は見つからなかったと書かれている。

16日、南部ミコライウ州では、ロシア軍のスニフリウカ共同体への攻撃により、2005年生まれの未成年2名が死亡した。キム同州州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

キム氏は、「16日未明、2時20分、スニフリウカ共同体が敵のミサイル攻撃を受けた。暫定情報では、ロシア軍は、対空ミサイルシステムS-300を使用。同共同体の自治体の1つにて、攻撃の結果2名の2005年生まれの未成年が死亡した。住宅、教育施設、民間企業が損傷した」と伝えた。

また検事総局は、同共同体スニフリウカ市へ、S-300のミサイル約10弾で攻撃が行われたと伝え、これにより17歳の男性と18歳の女性が死亡したと伝えた。

15日、南部ヘルソン市では、ロシア軍の砲撃により、48歳の女性と28歳の女性の親子が死亡した。ヘルソン州軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた

発表には、「復活祭前日、ロシア軍は、ヘルソン氏の母と娘を殺した」と書かれている。

攻撃は、15日午後に榴弾砲により同氏のタウリーシキー小地区に対して行われ、砲弾が教育施設の近くに着弾。これにより両名が死亡したという。

その他、検察は、同市周辺自治体へのロシア軍の砲撃により、1名の民間人が負傷したとも伝えている。

また、14日の東部スロヴヤンシクへのロシア軍の酒豪住宅へのミサイル攻撃による住民死者数は、国家非常事態庁発表によれば、16日の時点で12名に上っている


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