ロシア軍、ウクライナをミサイルと無人機で攻撃 オデーサ州とキーウで被害
ウクライナ軍の作戦司令部「ピウデン(南部)」がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
発表には、「敵は、オデーサ州に対し、戦略航空機からミサイル攻撃を仕掛けた。敵は、ミサイルKh-22を食品会社の倉庫と黒海沿岸のリゾート施設に対して発射した」と書かれている。
犠牲者に関する情報は入っていないと書かれている。
また、ウクライナ軍参謀本部は、フェイスブック・アカウントにて、8日6時時点の情報として、同日未明、ロシア軍はこのほか35機の自爆型無人機で攻撃を仕掛けたところ、ウクライナ防衛戦力はその全てを撃墜したと報告した。
発表には、「2023年5月8日未明、敵は再びウクライナ領をイラン製攻撃型無人機『シャヘド』を使って攻撃した。私たちの防衛者は、35機中35機を撃墜した」と書かれている。
同時に参謀本部は、敵は、過去24時間で東部ハルキウ州、南部ヘルソン州、ミコライウ州、オデーサ州へ16回のミサイル攻撃を行ったと報告した。さらに、61回の空爆と52回の多連装ロケットシステムでの砲撃がウクライナ軍配置地点と自治体に対して行われたという。民間人に死傷者が出ており、集合住宅、民家、その他民間インフラに損傷が出ていると書かれている。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、8日未明、キーウ上空に飛来した30機以上の無人機は、全て撃墜されたと報告した。
発表にて、ポプコ市軍行政府長官は、「敵は、キーウへの空襲の頻度を高めている。5月始めから、8日間だけで露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)たちは、すでに4回の空襲を行った! 最新の3時間半続いた空襲警報の際は、敵は無人機で攻撃を使用とした。(中略)キーウ上空では、30機以上の敵の無人機が見つかり、撃墜された! 防空システムに感謝する!」と伝えた。
同時に、キーウ市内には、撃墜された無人機の破片によるものと思われる被害が出ていると報告された。スヴャトシンシキー地区にて自動車7台が損傷、1台で火災発生。集合住宅に破片が落下し、窓と壁面が損傷。道路に破片が落下。さらに、住民5名が負傷し、治療が施されたという。市内ソロムヤンシキー地区では、燃料を積んだ5トンタンク車が破損し、駐車場にてトラック15台と乗用車5台が損傷。また、高圧ガス管が、おそらく破片で破損し、その後炎上。ガスの供給を止めることで鎮火に至ったという。