ロシア軍、再びミサイルと自爆型無人機でウクライナ攻撃 南部着弾で住民3人死亡、約30人負傷
リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで被害状況を伝えた。
リサク氏は、「暫定で、住民3名が死亡、25名が負傷、その内19名が病院だ。1階から5階までのアパートが燃えている。炎は700平方メートルに及んでいる。救助隊が消火にあたっている」と伝えた。
また同氏は、その他民間企業でも3名が負傷し、病院に搬送されたと伝え、破壊された倉庫の瓦礫の下にも人がいる可能性があり、捜索が続いていると報告した。また、6代の乗用車が破壊されたという。
加えて別の地点で4名が負傷し、自動車と建物が炎上したとのこと。
ゼレンシキー宇大統領もまた、クリヴィー・リフへのミサイル着弾につき、テレグラム・チャンネルにて被害動画と共に報告した。
ゼレンシキー氏は、「新たなテロリストのミサイルだ。ロシアの殺人者は自らの集合住宅、普通の町、一般人に対する戦争を続けている。残念ながら、死者も、負傷者もいる。クリヴィー・リフにて救助作戦が続いている。近親者を失った全ての人に哀悼を捧げる! テロリストを許すことは決していないし、彼らは1つ1つのミサイルの責任を問われていく」と書き込んだ。
東部ハルキウのテレホウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、夜間に同市へ自爆型無人機「シャヘド」での攻撃があり、着弾があったと報告した。
テレホウ氏は、「暫定で、1件はキーウシキー地区の公共企業で被害が出ており、もう1件はサルチウシキー地区の倉庫で爆発により火災が発生している。着弾地点には全ての関連当局が活動している。犠牲者情報は確認中だ」と伝えた。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ市へは夜間巡航ミサイル「Kh101/555」が放たれたが、防空システムが全て撃墜したと伝えた。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明、ロシア軍は巡航ミサイル「Kh101/555」14弾、自爆型無人機「シャヘド136/131」4機で攻撃を発射したところ、ウクライナの防空システムはこの内ミサイル11弾、無人機1機を撃墜したと報告した。
また、空軍は、朝になってから、ロシア軍はカスピ海方面から戦略爆撃機Tu95msで再びミサイル攻撃を行ったが、その際には敵は巡航ミサイル1弾のみを発射し、それもウクライナの防空戦力が撃墜したと伝えた。