ロシア軍、過去24時間でウクライナ9州を攻撃

ロシア軍、過去24時間でウクライナ9州を攻撃

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ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、12日から13日朝にかけて、同国の9つの州を攻撃した。

各州の軍行政府による13日9時時点の情報をまとめた報告書の概要以下のとおり。

キーウ州:13日未明のミサイル攻撃に対して防空システム稼働。犠牲者・破壊なし。破片落下も確認されず。

チェルニヒウ州(北部):過去24時間、敵はノウホロド=シヴェルシキー地区を迫撃砲と自動擲弾銃で砲撃。犠牲者・破壊なし。

スーミ州(北部):未明と朝、ロシア軍は国境隣接自治体を8回砲撃。27回爆発確認。エスマン共同体、ビロピッリャ共同体、ミコライウカ共同体、セレディノ=ブダ共同体が砲撃された。ビロピッリャ共同体では寄宿学校の屋根が炎上。12日は、国境隣接自治体が12回砲撃され、55回爆発確認。ユナキウカ共同体、エスマン共同体、クラスノピッリャ共同体、ヴォロジュバ共同体、ノヴォスロビダ共同体、ビロピッリャ共同体、ヴェリカ・ピサリウカ共同体が砲撃された。エスマン共同体では、民間企業作業場、電線が損傷。ヴェリカ・ピサリウカでは、民家、ガレージ、電線が損傷。

サポリッジャ州(南部):敵は14の自治体を計85回砲撃。ロシア軍は、航空機で2回攻撃、無人機で攻撃、多連装ロケットシステムでフリャイポレ、ザリズニチュネ、フリャイポレ共同体、オリホヴェ共同体、ノヴォアンドリウカ、ヴェルフニャ・テルサ、カムヤンシカ、ステポヴェなどを砲撃。過去24時間で住民2名死亡、2名負傷。ザリズニチュネで44歳の男性が死亡、フリャイポレで64歳の女性が負傷。34の施設が破壊された。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍はクリヴィー・リフを攻撃。空軍司令部「スヒード(東部)」は巡航ミサイル3弾を撃墜。その他、未明にポクロウシケ共同体とマルハネツ共同体が砲撃された。

クリヴィー・リフのミサイル着弾被害 写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム

ハルキウ州(東部):13日未明、ハルキウ市に対して自爆型無人機「シャヘド」で攻撃が行われた。キーウ地区の建物が損傷。サルチウシキー地区の倉庫の着弾で、1000平方メートルで火災発生。また自動車への着弾あり。暫定で、犠牲者なし。州内では、12日夜、敵は、クプヤンシク地区シェウチェンコヴェを多連装ロケットシステム「トルナード」で砲撃。少なくとも14軒の住宅、送ガス管、店が損傷。負傷した2名が病院へ搬送された。クプヤンシク地区ヴィリフヴァトカ村への砲撃により、40歳男性が負傷。ボホドゥヒウ地区のイヴァシュキ村で企業の建物が火砲砲撃で損傷。敵はボホドゥヒウ地区バソヴェへヘリから攻撃を行った。破壊・犠牲者情報なし。

ルハンシク州(東部):12日、ロシア軍は、航空機と火砲でノヴォセリウシケを攻撃。またジブロヴァ、ネウシケ、ビロホリウカが火砲で砲撃された。過去24時間で敵は97回攻撃、456弾の砲弾を発射。

ドネツィク州(東部):過去24時間、ロシア軍は11の自治体を攻撃(アウジーウカ、コスチャンティニウカ、クラスノホリウカ、クラホヴェ、ヴェリカ・ノヴォシルカ、ジェランネ、ピウニチュネ、ニュー・ヨルク、ブラホダトネ、バハティル、カルリウカ)。11の集合住宅、自動車、店が損傷。ドネツィク州では、過去24時間で住民1名が死亡、5名が負傷。

ミコライウ州(南部):敵はオチャキウ共同体海上を砲撃。犠牲者なし。

ヘルソン州(南部):敵はヘルソン州を39回、177弾の砲弾で攻撃。ヘルソン市には、1回、8弾の砲弾で砲撃を行った。ロシア軍は、州内20の自治体を砲撃した他、ヘルソン市内の幼稚園、店を攻撃した。ヘルソンでは水没により2名が死亡。敵の砲撃により3名が負傷。ヘルソン州では、水位の低下の傾向が続いており、朝の時点で水没の平均水準は2.7メートルとなっている。ドニプロ川右岸では、水没しているのは31の自治体の3600軒の建物で過去24時間で、水は200軒の建物から引いた。右岸の水没自治体から2757名の住民の避難に成功。ドニプロ川左岸(被占領地)では、死没しているのは17の自治体。現在、左岸から133名の住民を避難させることに成功している。


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