ロシア軍、ウクライナ11州への攻撃を継続
写真
ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、19日から20日朝にかけての24時間、ウクライナの11の州を攻撃した。
南部ザポリッジャ州のマラシュコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は同州19の自治体を砲撃したと伝えた。
マラシュコ氏は、「占領者は19の市や村にて民間施設や通信施設を72回砲撃した。ザポリッジャとロズミウカへはミサイル攻撃、オリヒウとプレオブラジェンカへは空襲、マフダリニウカへは無人機攻撃、フリャイポレ、レヴァドネ、ロブコヴェへは多連装ロケットシステムで攻撃し、さらにフリャイポレ、ノヴォダリウカ、ザリズニチュネ、ノヴォアンドリーウカ、マラ・トクマチュカ、ノヴォダニリウカ、その他前線の村を計65回火砲で砲撃した」と報告した。
また同氏は、オリヒウにて54歳の男性が負傷したと伝えた。
南部ヘルソンでは、国家非常事態庁が、テレグラム・チャンネルにて、19日未明の砲撃でガソリンスタンドや倉庫が炎上したと報告した。
また、ソボレウシキー・ヘルソン州議会第一副議長は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍の砲撃にて破壊された州議会の議場の写真を公開した。
プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官は20日、過去24時間でロシア軍は同州を57回砲撃、275弾の砲弾(迫撃砲、榴弾砲、戦車、無人機、グラート)が発射され、とりわけヘルソン市へは28の砲弾が放たれたと伝えた。これら攻撃による州内の負傷者は5名だという。
東部ドネツィク州のキリレンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、過去24時間の同州の民間人負傷者は5名だと伝えた。
その他、各地州軍行政府の20日9時の時点の報告によれば、キーウ州、リヴィウ州、チェルニヒウ州、スーミ州、ハルキウ州、ルハンシク州、ミコライウ州への攻撃が確認されている。