ウクライナ情報機関部隊、クリミア上陸作戦を遂行
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省傘下情報総局は24日、同局部隊がクリミアへの上陸を実行したと発表した。この特殊作戦は海軍と連携して行われているという。
情報総局に所属するユソウ氏が公共放送局「ススピーリネ」にコメントした。
ユソウ氏は、「特殊作戦の一環で、人員の半島領域への上陸が行われた。情報総局は海軍と協力して特殊作戦を実施し、目的は達成され、人員に損耗はない。特殊作戦は継続しており、全ての詳細は明かさない。敵人員に損耗があり、また戦力、機材にも損耗が出ている。損耗数の情報は確認中である」と発言した。
また、ニュースサイト「真実のクリミア」は、一時的被占領下クリミアのタルハンクト岬のマヤク村近くにて爆発音が聞こえたと伝えた。同地での戦闘には航空機も加わっているという。
報道には、「朝5時から、タルハンクト岬のマヤク付近で爆発音が聞こえたと、現地人物が伝えた。さらに、私たちのウクライナ情報機関内の関係者は、同地で船と航空機の加わる形での戦闘が生じたことを認めた。詳細は不明」と書かれている。
なお、マヤク村には、ロシア航空宇宙軍通信技術部隊の第3通信技術連隊の基地があることが知られている。また、タラハンクト半島には、レーダー拠点があり、レーダー「ネーボM」と「カスタ2E2」がある。防空のための陣地もある。
これに先立ち、ウクライナ国防省傘下情報総局は23日、一時的被占領下クリミアのオレニウカ村近くのタラハンクト岬にて、防空システム「S400」が破壊されたと報告していた。
写真:ウクライナ国防省