「ウクライナ軍はロシア軍の第2防衛線と第3防衛線の間にいる」=ウメロウ宇国防相
ウクルインフォルム
ウクライナのウメロウ国防相は、ウクライナはロシア軍の全面侵攻開始から1.5年で大きな領土を奪還することができているとし、ウクライナには防衛と反転攻勢の計画があると発言した。
米国を訪問したウメロウ国防相が米フォックスニュースへのインタビュー時に発言した。
記者から、戦況地図が6月7日から12月4日まで変化していないことについて質問されると、ウメロウ氏は、戦況を批判する者は戦場に招待すると発言した。
その際同氏は、「それは私たちの大地であり、私たちは身を守っているのだ。私たちには防衛計画があり、反転攻勢計画がある。私たちは領土を奪還し続ける」と発言した。
さらに同氏は、戦場にて、ウクライナ軍人はロシアの第2防衛線と第3防衛線の間に位置していると伝えた。加えて同氏は、ウクライナの勝利とは「戦略的にはクリミア、ドンバス、黒海を含む、国際的に認められている1991年国境に到達すること」だと発言した。
記者が、戦争が何年も続く場合、交渉による解決はあり得るか、と尋ねると、ウメロウ氏は、そのようなことになれば文明世界にとっての恥だ、と回答した。
その際同氏は、「権威主義体制が領土を奪い、文明世界が自衛できないということだ。それは、(編集注:同じことが)繰り返されていくことになり、民主主義を破壊していくことになる。彼ら(編集注:ロシア)のゴールは、ウクライナとウクライナ人の存在の否定であり、私たちはそれに対して防衛しているのだ」と発言した。