「クリミアは、ウクライナの他の領土と同じく重要」=宇安保会議書記
ウクルインフォルム
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、26日にウクライナ空軍がロシア海軍の揚陸艦「ノヴォチェルカスク」を破壊したことにつき、それはクリミアがウクライナの他の領土と同じく重要であるというウクライナ軍人の理解を証明するものだと発言した。
ダニーロウNSDC書記が「アメリカの声」へのインタビュー時に発言した。
ダニーロウ氏は、「私たちにとってそれ(クリミア)は、他の領土と同じく、極めて重要だ。人によっては、私たちが自国の領土を断念することを強く望んでいる。私は、皆に説明した。私たちには自国の憲法があり、そこには世界中が認める私たちの国の領土が明記されている。そして、私たちの国の憲法を履行しなくても良いと考えるような政治活動家を、私は知らない」と発言した。
また同氏は、ウクライナ軍はロシアの(黒海)艦隊の20%を破壊したと発言し、「しかもそれ(破壊されたもの)は、5、10、20、30人のほったて小屋ではない。それは巨大な艦船であり、2022年4月13日、有名な黒海艦隊の旗艦『モスクワ』をそこに送り込んだのだ」と強調した。
その他同氏は、ウクライナが反転攻勢で失敗したとの見方を否定し、ウクライナ軍は戦闘でロシアの軍事能力を大幅に失わせたと指摘した。
同氏は、「私たちは毎日、私たちの国の領土において多大な数のロシア兵、ロシアの武器を処理している。私たちは、自分たちをのみ守っているのではないことを自覚している。私たちは欧州を守っているのだ」と強調した。