ロシア軍、ウクライナへの大規模攻撃を継続 クリヴィー・リフでホテルを破壊 死者2名

ロシア軍、ウクライナへの大規模攻撃を継続 クリヴィー・リフでホテルを破壊 死者2名

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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、前日に続いて27日未明にも同国各地に対してミサイルと自爆型無人機による大規模攻撃を行った。

南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、未明に同州クリヴィー・リフのホテルにロシア軍のミサイルが着弾したと報告した

同氏は、「未明のクリヴィー・リフのホテルに対するミサイル攻撃により2名が死亡。女性と男性だ。5名が負傷。病院で43歳の女性が重体だ。37歳の男性も病院へ搬送された。彼は中度の負傷だ。更に3名の負傷者は、自宅で療養する」と伝えた。

さらに同氏は、現時点で他2名の行方がわかっておらず、瓦礫の下敷きになっている可能性があると指摘した。

その他、6軒の店舗、4軒の集合住宅、8台の自動車が破損したという。

▪️Двоє людей загинули через ракетний удар по готелю в Кривому Розі, що стався вночі. Це жінка та чоловік. П'ятеро...

Опубліковано Сергій Лисак Понеділок, 26 серпня 2024 р.

キーウ市のポプコ軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、27日未明、防空戦力はキーウ周辺で約15機の自爆型無人機と複数弾のミサイルを撃墜したと報告した

ポプコ氏は、「本日未明、敵は再び、自爆型無人機、弾道ミサイル、巡航ミサイル、空中発射型弾道ミサイルを使用して、ウクライナへとミサイル・ドローン組み合わせ攻撃を行った。キーウでは、日付が変わってから空襲警報が4回発令され、合計で5時間以上続いた」と伝えた。

その際同氏は、最初の警報は無人機攻撃によるものだったとし、また未明3時頃には「MiG-31K」が弾道ミサイル「キンジャル」をキーウ州を通じて西部へ向けて発射したと説明した。

加えて同氏は、「ほぼ同時に複数の戦略爆撃機『Tu95MS』が離陸。暫定で、朝5時頃にそれら機体から巡航ミサイル『Kh101』でキーウが攻撃された。昨日同様、空撃はまたしても徘徊弾薬の波状攻撃によって終わった」と伝えた。

その上で同氏は、「日付が変わってから、キーウ周辺では、防空戦力・機材により、合計で約15機の自爆型無人機と複数のミサイルを撃墜した(正確な数と空の目標の型は空軍が発表する)。ウクライナの首都に向かって飛んでいた物は全て撃墜された」と報告した。

最新情報では、市内のドニプロウシキー地区とデスニャンシキー地区で、破片の落下が確認され、それにより森林部に火災が発生。一部は鎮火済みで、残りは消火中だという。

キーウでは、犠牲者情報は入っておらず、破壊も確認されていないとのこと。

南部ザポリッジャ州のフェドロウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、未明の自爆型無人機による同州攻撃により、2名が死亡、4名が負傷したと報告した

暫定情報では、ロシア軍はザポリッジャ市とザポリッジャ地区を無人機で7回攻撃。それにより、建物が破壊され、火災が発生したという。

西部リウネ州のコーヴァリ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州では未明に防空戦力が活動し、撃墜された破片により電線が切断されたと伝えた

オレシチューク・ウクライナ空軍司令官は、テレグラム・チャンネルにて、27日未明、防空戦力は、ロシアの巡航ミサイル「Kh101」を5弾、自爆型無人機「シャヘド131/136」を60機撃墜したと報告した

ロシア軍が発射したミサイルと無人機は以下のとおり。

・空中発射型弾道ミサイル「Kh47M2キンジャル」3弾(露リペツク州「MiG31K」から発射)

・弾道ミサイル「イスカンデルM」1弾(被占領下クリミアから発射)

・巡航ミサイル「イスカンデルK」1弾(露ヴォロネジ州から発射

・巡航ミサイル「Kh101」5弾(ヴォルゴグラード州の爆撃機「Tu95MS」から発射)

・自爆型無人機「シャヘド」81機(露エイスク、露クルスク州から発射)

この内、ウクライナ防空戦力が撃墜したのは、以下のとおり。

・「Kh101」全5弾

・「シャヘド」60機

オレシチューク氏は、その他、10機の無人機がウクライナ領内で喪失(墜落した可能性あり)、1機がベラルーシとの国境を越えて飛び去り、さらに9時の時点で10機がウクライナの領空に残っており、戦闘活動が継続していると報告した。

戦闘活動は、キーウ州、フメリニツィキー州、リウネ州、ヴィンニツャ州、チェルカーシ州、ヘルソン州、ミコライウ州、ザポリッジャ州、フメリニツィキー州、ハルキウ州、ドニプロペトロウシク州、ポルタヴァ州、ジトーミル州、スーミ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州で行われたという。

その他、フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州ではロシア軍の砲撃(火砲によるもの)により、3名が死亡、5名が負傷したと報告した

なお、ロシア軍による8月26日のミサイルと自爆型無人機による大規模な攻撃により、ウクライナ国民が7名死亡、47名が負傷した


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