ロシアに派兵の北朝鮮兵18名、逃亡を試みるも、露ブリャンスク州で拘束される=ウクライナ関係者
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省情報総局の関係者は、ロシア領クルスク州のロシア軍陣地から北朝鮮兵18名が脱走を試みたが、その後彼らはブリャンスク州で拘束されたと発言した。
21日、情報総局関係者がウクルインフォルムに伝えた。
関係者は、「クルスク州で陣地から逃げ出そうとした北朝鮮軍人は、ウクライナ軍に対する襲撃行為に出されるかもしれなかった。クルスク州におけるロシア占領軍陣地からの脱走を18人の北朝鮮軍人は、ブリャンスク州コマリチ地区でロシア人に拘束された」と発言した。
また関係者は、約40名の北朝鮮軍指導官と約50名のロシア兵がクルスク州ホムトフカ地区の森の中の陣地に駐留していたと伝えた。
そして同氏は、「北朝鮮兵はロシア軍人に軍事目的での気球の使用の訓練を行っていた。代わりにロシア軍人は、北朝鮮代表者にいわゆる『特別軍事作戦』の経験を利用した現代歩兵戦の遂行を教えていた」と指摘した。
そして、訓練コースが終了すると、北朝鮮兵はホムトフカ地区コリャチェク地区の森林部に数日間、食料と今後の計画や意向に関する指示のないまま放置されたのだという。
同氏は、「10月14日、北朝鮮兵の一部がロシア軍の司令部を探すために陣地を勝手に離れることを決めた。10月16日、陣地から離れた軍人は、発見され、ロシア占領軍に拘束された。脱走地点からの距離は約60キロメートルだった」と伝えた。
関係者は、現時点でホムトフカ地区の陣地にいた北朝鮮軍人40名全員が、その後の襲撃投入のために、クルスク州リゴフ地区に移送されていると説明した。