ウクライナは外交的手段でクリミアを奪還する準備がある=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、いずれの被占領地も法的にロシア領と認めることはできないとしつつ、クリミアの奪還は外交的手段で行う準備があると発言した。
ゼレンシキー大統領が米フォックスニュースへのインタビュー時に発言した。
記者から、一部のウクライナ領がロシア側に残ったままとなる和平合意に同意することはあり得るかとの問いに対して、ゼレンシキー氏は、「私たちはウクライナのどのような被占領地であっても法的にロシア領と認めることはできない。全面侵攻までに、2014年からプーチンによって占領されている領土の話だ。法的に、私たちはそれを認めないし、私たちはそれを受け入れない」と発言した。
同時に同氏は、「他方で、私たちは、今のところ私たちに、1991年国境まで武器を手にプーチンを追いやることができるだけの多くの力がないことは理解している」とも指摘した。
記者から、クリミアに関して質問されると、ゼレンシキー氏は、ウクライナは「外交的手段でクリミアを奪還する」準備があると発言した。
その際同氏は、「私たちは、クリミア奪還のために、何十万人もの私たちの人々を亡くし、彼らを失うことはできない…。私たちは、クリミアは外交的手段で取り戻すことができると理解している」と発言した。
写真:大統領府