トランプ米次期大統領は欧州の平和維持部隊がウクライナに展開することを望んでいる=報道

トランプ米次期大統領は欧州の平和維持部隊がウクライナに展開することを望んでいる=報道

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米国のトランプ次期大統領は、停戦順守のコントロールのために欧州の軍がウクライナへ展開することを提案しているが、まだそれについての明確な計画が策定されているわけではない。

ウォール・ストリート・ジャーナルが関係者の発言を元にした報道を公共放送「ススピーリネ」が伝えた。

関係者は、トランプ氏は、欧州がウクライナの支援と防衛における主要な役割を担うことを望んでおり、そのためそれに欧州の軍が関わる可能性を検討していると発言した。

同時に、ウクライナにおける明確な行動計画はまだないという。欧州平和維持軍の展開のアイデアは、議論の初期段階にあるままであり、それに参加し得る国や構成、兵員数、そのようなイニシアティブを支援する上での米国の役割に関する問題が解決していないという。トランプ氏の政権移行チームは、安全保障チームが形成されてから検討される提案の準備を始めているところであり、重要な決定が行われるのは、トランプ氏が同盟国、そして、もしかしたらプーチン氏とも、協議してから下されるだろうと書かれている。

同時に、フランスの政権関係者は、米国からの少なくとも何らかの最小限の支援は不可欠だと強調しているという。

関係者は、トランプ氏はまた欧州首脳に対して、中国がロシアに戦争を終わらせるように、中国にもっと圧力をかけるよう呼びかけていると述べている。提案されている選択肢の1つは、中国が和平努力促進を拒否した場合の中国関連の貿易関税の利用だという。

その他、関係者は、ウクライナ領での欧州の軍の展開はどのようなものであれ、NATO軍としての行動とはならないとし、それはロシアとの対立を回避するためだと述べているという。代わりに、欧州の軍は平和維持軍あるいは監視団の一部となり得るという。

他方で、欧州諸国の政府は、ロシアとの衝突を恐れているという。そして、クレムリンは、おそらくNATO加盟国の軍がウクライナ領に駐留することを想定するあらゆる計画を否定するだろうとも指摘されている。さらに、ロシアが停戦を自国軍の再編と新たな侵攻のために利用するリスクも指摘されている。

写真:Justin Sullivan/Getty Images


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