ロシア大規模空撃 ウクライナ防空、ミサイル59弾と無人機54機を撃墜
ウクルインフォルム
ウクライナ防衛戦力は、25日未明のロシア軍のミサイルと無人機による大規模攻撃の際に、55弾の巡航ミサイル、4弾の誘導航空ミサイル、54機の無人機を撃墜した。
ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した。
報告には、12月25日未明、ロシア軍がウクライナの燃料・エネルギー部門の施設への様々な種類のミサイルと自爆型無人機とその模倣機による組み合わせ攻撃を実施したと書かれている。
空軍のレーダー部隊は、以下のとおり計184点の目標を探知し、追跡を行ったという。
・(北朝鮮製)弾道ミサイル「KN23」2弾(ヴォロネジ州から発射)
・地上発射型誘導ミサイル「S300/S400」10弾(ベルゴロド州から発射)
・巡航ミサイル「カリブル」12弾(黒海海上から発射)
・巡航ミサイル「Kh101/Kh55sm」50弾(ヴォルゴグラード州、カスピ海上空の戦略爆撃機「Tu95ms」から発射)
・誘導航空ミサイル「Kh59/69」4弾(ベルゴロド州の戦術機から発射)
・自爆型無人機「シャヘド」や模倣無人機計106機(ブリャンスク、ミレロヴォ、オリョール、プリモルスコ=アフタルスクから発射)
これに対して、25日12時の時点で、ウクライナ側は以下113機を撃墜したという。
・「Kh101」「Kh55sm」「カリブル」計55弾
・「Kh59/69」4弾
・無人機54機
また、ロシア軍は、ウクライナのハルキウ州、キーウ州、ドニプロペトロウシク州、ポルタヴァ州、ジトーミル州、イヴァノ=フランキウシク州、ザポリッジャ州のエネルギー施設を攻撃。被害が出ていると報告されている。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、25日未明から朝にかけて、同国各地のエネルギー施設への大規模なミサイル攻撃を行っていた。