プーチンにとって停戦はおそらくその後のウクライナへの再侵攻のための時間=ブリンケン米国務長官
ウクルインフォルム
米国のブリンケン国務長官は、停戦はロシアの首脳プーチン氏に将来のある時点での再侵攻のための軍再編の時間を与えるものとなる可能性が大きいと発言した。
ブリンケン国務長官が米ニューヨークタイムズへのインタビュー時に発言した。
ブリンケン氏は、「プーチンが自らの野心を断念することはないだろう。停戦が生じるなら、プーチンの頭の中では、停戦は休息と、再編と、将来のある時点での再侵攻を行うための時間を彼に与えるものである可能性が高い。そのため、どのような停戦であれ、それが実際に継続するということ、ウクライナがさらなる侵略を抑止できる能力を持っていると確信することが非常に重要となるのだ」と発言した。
また同氏は、それ(編集注:再侵略抑止)は多くの形があり得るとし、「それはNATOを通じてものかもしれないし、私たちはウクライナをNATO加盟への道へと据えた。それは、ロシアに再攻撃を仕掛けた場合は第問題が生じると認識させるために、様々な国が安全の保証(assurances)、約束、保証(guarantees)を行うことを通じてかもしれない」と指摘した。
その他同氏は、米国が引き続きウクライナを支援していくことへの期待も表明した。その際同氏は、「私は、米国が非常に重要なウクライナの支援国であり続けることを確かに期待している。(中略)なぜなら、繰り返すが、事はウクライナのことだけの話ではないからだ。それは一度たりともウクライナだけのことであったことはない」と強調した。