メドヴェチューク議員が検事総局に出頭 容疑伝達=検事総局
ウクルインフォルム
12日、親露政党「野党生活党」の幹部、ヴィクトル・メドヴェチューク最高会議(国会)議員が検事総局に出頭、検察から容疑を伝達された。
検事総局がテレグラム・チャンネルにて発表した。
発表には、「ウクライナ刑事手続法典の定める手続きと手段にて2021年5月11日付容疑につき最高会議議員に伝達した。これに関連し、同人物は、同日より容疑者の地位が発生した」と書かれている。
検事総局は、メドヴェチューク容疑者への未決囚予防措置は逮捕の形を取ることを裁判所に求めると伝えた。
また、メドヴェチューク容疑者は、検事総局の建物の前にて、記者団に対して、出国するつもりはないと発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
メドヴェチューク氏は、「もちろん(編集注:出国しない)。これまでもそのつもりはなかったし、今日もそのつもりはないし、明日もそのつもりはない。(中略)私は、正義のために闘う。私は、違法な容疑と闘っていく」と発言した。
これに先立ち、11日、ヴェネジクトヴァ検事総長がヴィクトル・メドヴェチューク最高会議議員とタラス・コザーク議員2名に対する国家反逆罪とクリミアにおける国家資源略奪未遂罪の容疑文に署名を行なった。
バカーノウ・ウクライナ保安庁(SBU)長官は11日に、SBUにはヴィクトル・メドヴェチューク最高会議(国会)議員とタラス・コザーク同議員の侵略国ロシアとの違法活動の証拠があると発表している。