キーウ市内の倉庫に人道支援物資350トンが放置 一部は消費期限切れ
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ウクルインフォルム
ウクライナの国家警察捜査官は、キーウ市ソロムヤンシキー地区の倉庫の中に保管された諸外国から提供された最大350トンの人道支援物資が不法に放置されていた事件の捜査を行っている。
6日、国家警察広報室が伝えた。
発表には、今年2月に始められた裁判前捜査により、キーウ市内に複数のドナー国(ポーランド、英国、アゼルバイジャンなど)から提供された人道支援が放置されているのが見つかったと書かれている。
発見後、社会政策省とともに、目的別にこの支援の分配・利用の手続きが始められたとし、慈善団体に同支援物資へのアクセスが提供され、国防省の特別輸送局には防弾チョッキ、担架、消防手袋、食料品が渡されたという。
この人道支援は、ウクライナ軍のジョージア人部隊、医療班、国家警護隊、特命大隊の兵士にも配布されたとし、毛布、寝袋、シート、弾薬、医薬品、食料品、衛生用品が配られたと書かれている。
ソロムヤンシキー地区の倉庫からは、合計で200トンの人道支援がウクライナ軍軍人と国家警護隊隊員に提供されたと発表された。
同時に、警察は現在、同支援物資の放置と、それによる一部支援食料品の消費期限切れをもたらした人物の特定を行っていると伝えられた。
現在、人道支援の不法な取り扱い・反合法的経済活動の刑事捜査が続いているという。